問19 2013年9月基礎
問19 問題文
株式の投資指標の一般的な特徴に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1) 1株当たりの予想配当が20円,期待利子率が10%,期待成長率が6%で一定と仮定した場合,定率成長配当割引モデルで計算した理論株価は125円となる。
2) 一般に,長期債利回りから株式益回りを控除した値(イールドスプレッド)が拡大している場合,長期債の市中金利の水準等に対して株価は割高と判断される。
3) 配当性向の数値が100%を超えることはない。
4) 純資産が自己資本と同額とした場合, ROE(自己資本利益率)は, PER(株価収益率)に,PBR(株価純資産倍率)の逆数を乗じて求めることができる。
問19 解答・解説
投資指標に関する問題です。
1) は、不適切。「配当割引モデル」とは、将来投資家が得る配当を予想し、その合計を現在価値に割り引いて、現在の理論株価を求めようとするモデル のことで、定率成長割引モデルでは一定の割合で配当金が増加すると仮定して、予想配当や予想利益を、期待割引率から期待成長率を控除した値で除して、株式の内在価値(理論株価)を求めます。
定率成長割引モデルの理論株価(内在価値)=予想配当or予想利益÷(期待割引率−期待成長率)
よって本問では、
理論株価=20円÷(期待割引(利子)率10%−期待成長率6%)
=20円÷4%=500円 となります。
2) は、適切。イールドスプレッドは利回り面から株式や債券の割安・割高を判断する指標で、債券と株式を比較する際のイールドスプレッドは、長期債利回りから株式益利回り(1株当り利益/株価)を差し引いて計算します。
よって、イールドスプレッドが拡大=長期債利回りの方が高く、株式益利回りは低い=株価は割高と判断されます(低利回り=その投資先が値上がりしている、ですからね)。
3) は、不適切。配当性向とは、当期純利益に対する配当金が占める割合のことですが、それまで会社内に貯めこんだ現預金を配当として還元する場合など、当期純利益以上に配当金を出す=配当性向100%超というケースもあります。
4) は、不適切。ROE(自己資本利益率)・PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)をそれぞれ計算式に表すと、以下の通りです(純資産と自己資本が同額の場合)。
ROE(自己資本利益率)=当期純利益/自己資本×100
PER=株価/1株当たり当期純利益=株価/(当期純利益/発行済株式総数)
PBR=株価/1株当たり純資産額=株価/(自己資本/発行済株式総数)
よって、PBRにPERの逆数を乗じると、ROEを求めることができます。
PBR×PERの逆数=(株価/1株当たり純資産額)×(1株当たり当期純利益/株価)=当期純利益/純資産=ROE
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