問51　2013年9月応用

国民年金の若年者納付猶予制度について，ファイナンシャル・プランナーが説明した次の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句または数値を，解答用紙に記入しなさい。

若年者納付猶予制度（以下，「本制度」という）は，30歳未満の国民年金の第１号被保険者（学生を除く）で，被保険者および（　1　）の前年所得が一定以下の場合に，国民年金保険料の納付を猶予する制度である。この制度を利用せずに国民年金保険料を滞納した場合，国民年金保険料は，原則として納期限から（　2　）年を経過したときは時効により納付できなくなる。しかし，本制度の適用を受けた場合は，厚生労働大臣の承認の日の属する月前10年以内の期間に係る保険料の追納が可能となる。なお，本制度は平成17年４月から平成（　3　）年６月までの時限措置となっている。

若年者納付猶予制度に関する問題です。

若年者納付猶予制度は、学生を除く30歳未満の第1号被保険者に対し、本人と配偶者の前年の所得が一定基準以内であれば、国民年金保険料の納付を猶予する制度ですが、猶予を受けずに滞納した場合、後日納付しようとしても、年金の未納期間分の保険料は、原則として過去2年分までしかさかのぼって追納できません(※)。
これに対し、保険料の免除や猶予を受けると、10年以内であれば追納できるようになります。

なお、若年者納付猶予制度は、平成17年4月から平成27年6月までの時限措置であるため、この期間内における猶予分についてのみ、適用対象となります。

(※)未納期間分の保険料の追納は、平成23年の法改正により、過去2年分から10年分に延長（後納保険料の納付）されています（平成24年10月1日〜平成27年9月30日までの3年間限定）。

以上により正解は、(1)配偶者　　(2)　2　　(3)　27

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