問4　2014年1月基礎

全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者である会社員のＡさんは，平成25年12月10日が出産予定日であったため，10月30日に産休に入った。予定日より３日遅れたが，12月13日に産科医療補償制度に加入している病院で第１子を出産した。Ａさんの保険給付に関する次の記述のうち，適切なものはいくつあるか。なお，Ａさんは，産前産後の休業中，会社から報酬は受けなかったものとする。

（ａ） Ａさんは，出産手当金として，産前産後の休業期間１日につき，標準報酬日額の３分の２に相当する額を受け取ることができる。

（ｂ） Ａさんの場合，出産手当金の対象となる期間は101日である。

（ｃ） Ａさんに対する出産育児一時金の額は42万円である。

健康保険の出産手当金に関する問題です。

（ａ）は、適切。産休中に会社からの給与がない場合、健康保険から出産手当金として、1日につき標準報酬日額の3分の2が支給されます。

（ｂ）は、適切。出産手当金は、産前42日、産後56日の合計98日分支給されることが原則です。
ただし、出産日が予定日より遅れた場合は、その日数分が加算され、予定日より早まった場合はその日数分が減算されます。
Ａさんの場合、予定日より3日遅れて出産したため、98日＋3日＝101日分が支給されることになります。

（ｃ）は、適切。産科医療補償制度に加入している産院・病院で出産すると、出産育児一時金が42万円、そうでない場合は39万円支給されます。

従って正解は、3) ３つ

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