問24 2014年1月基礎

問24 問題文と解答・解説

問24 問題文

デリバティブの活用の提案に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。

1) ドル建てで決済する輸出業者に対して,円高に対するヘッジとして,為替予約によるドル買い/円売りを提案した。

2) ユーロ建てで決済する輸入業者に対して,円安に対するヘッジとして,ユーロ・プット/円・コールというヨーロピアン型のオプションの購入を提案した。

3) 円LIBORに連動する条件での変動金利借入れをしている企業に対して,短期金利上昇に対するヘッジとして,円LIBORを対象とするキャップの購入を提案した。

4) 多数の上場株式の銘柄を保有している投資家に対して,株価の全般的な下落に対するヘッジとして,TOPIX先物の買建てを提案した。

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問24 解答・解説

デリバティブ取引 に関する問題です。

1) は、不適切。円高ドル安の進行時、ドルベースの価格を変更せずに輸出すると、円ベースの販売額が減少するため、輸出業者にとっては負担増となりますが、ドル売り/円買いを行う為替予約を購入することで、円高リスクのヘッジを行うことが出来ます。
ドル買い/円売りでは、円高リスクはヘッジできません。

2) は、不適切。ユーロ・プット/円・コールというオプションの購入は、言い換えればユーロ売り・円買いということですので、円安に対するヘッジにはなりません
円安をヘッジするなら、ユーロ・コール/円・プット(ユーロ買い・円売り)の購入が必要です。

3) は、適切。金利キャップは設定金利で資金調達できる権利ですので、キャップの買いは、対象となる金利の上昇に対するヘッジとなります。
反対に、設定金利で資金運用できる権利を金利フロアといい、金利低下に対するヘッジとなります。

4) は、不適切。先物取引は、未来の売買についてある価格での取引を保証するものですので、株価の全般的な下落をヘッジするには、TOPIX先物の売建てが有効です(保有銘柄が下落しても、先物の売りで利益が出る)。

問23      問25

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