問7 2014年9月実技(資産設計)
問7 問題文
卓也さんは、平成26年9月中に資格の取得のために通信講座を受講しようと考えている。雇用保険の教育訓練給付に関する下記<資料>の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
<資料>
[教育訓練給付とは]
教育訓練給付制度とは、働く人の主体的な能力開発の取組みを支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。
受講開始日現在で、雇用保険の被保険者であった期間(支給要件期間)が( ア )(初めて支給を受けようとする者については、当分の間、1年以上)あることなど、一定の要件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)または一般被保険者であった者(離職者)が、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の一定割合に相当する額(上限あり)が支給されます。
[教育訓練給付の支給額]
教育訓練経費の20%に相当する額となります。ただし、その額が( イ )を超える場合は( イ)とし、4千円を超えない場合は支給されません。
[教育訓練給付の支給申請手続き]
支給申請手続きは、教育訓練を受講した本人が、受講修了後、原則として本人の住所を管轄するハローワークに対して、必要書類を提出することによって行います。申請書の提出は、疾病または負傷、1ヵ月を超える長期の海外出張等その他やむを得ない理由があると認められない限り、代理人または郵送によって行うことができません。
支給申請の時期については、教育訓練の受講修了日の翌日から起算して( ウ )以内に支給申請手続きを行ってください。これを過ぎると申請が受け付けられません。
(出所)ハローワークインターネットサービスのHPを基に作成
1.(ア)3年以上 (イ)20万円 (ウ)2ヵ月
2.(ア)5年以上 (イ)20万円 (ウ)1ヵ月
3.(ア)5年以上 (イ)10万円 (ウ)2ヵ月
4.(ア)3年以上 (イ)10万円 (ウ)1ヵ月
問7 解答・解説
雇用保険の教育訓練給付に関する問題です。
教育訓練給付金は、厚生労働大臣指定の教育訓練を受け、修了した場合に受給できるものですが、原則として修了した日の翌日から1ヵ月以内に請求手続を行う必要があります。
教育訓練給付金の支給を受けるためには、雇用保険の被保険者期間が3年以上必要ですが、初めて支給を受ける場合は1年以上です。
また、過去に教育訓練給付金の支給を受けたことがある場合は、前回の利用から被保険者期間3年以上あることが必要です。
教育訓練給付金の額は、訓練にかかった額の20%相当額ですが、4千円を超えない場合は支給されず、上限は10万円です(10万円を超えるときは10万円)。
よって正解は、4.(ア)3年以上 (イ)10万円 (ウ)1ヵ月
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