問13 2014年9月実技(資産設計)
問13 問題文
正紀さんは、株式投資を始めることを検討しており、企業情報の収集を始めた。下記<資料>に関する次の(ア)〜(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、(ア)の解答に当たっては、手数料は考慮しないものとする。
<資料>
(出所)東洋経済新報社「会社四季報」2014年2集
(ア)この企業の株価が2,000円である場合、1単元当たりの最低購入金額は20万円である。
(イ)この企業の株価が2,000円である場合、2015年3月期の連結ベースの決算予想におけるPER(株価収益率)は12.1倍である。
(ウ)この企業の2014年3月期の連結ベースの決算予想に基づく配当性向は、2013年3月期の連結ベースの決算額に基づく配当性向に比べて高い。
問13 解答・解説
投資指標に関する問題です。
(ア)は、○。この企業の株式1単元(1単位)は、資料の1番上の【株式】欄より、100株です。
従って、株価2,000円の場合の最低購入金額は、2,000円×100株=20万円です。
(イ)は、×。PER(1株当たり利益率)=株価/1株当たり利益 ですので、株価が2,000円の場合のPERは、1株当たり利益額が分かれば、算出できます。
資料の1番下の【業績】欄に、「1株益(円)・連15.3予 234.0」という記載がありますが、これは、「2015年3月の連結決算における1株当たり利益の予想額は234.0円です。」という意味です。
従って、PER=2,000円/234.0円=8.547…≒8.55倍 です。
(ウ)は、×。配当性向=1株当たり配当額/1株当たり当期純利益×100(%)で、当期純利益のうち配当に回した割合を示しています。
配当については、資料の下段部分左側の【業績】欄に、「1株配(円)」として、年間の1株当たりの配当金合計額が記載されています。
(【配当】欄は、3月・9月という各期の配当額を表しています。)
よって、2014年3月期と2013年3月期の配当性向は以下の通り。
2014年3月期:配当性向=40円/164.7円×100≒24.29%
2013年3月期:配当性向=20円/71.2円×100≒28.09%
よって、2014年3月期の配当性向は、前年同期比で低くなっています。
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