問52 2014年9月応用
問52 問題文
Mさんは,Aさんに対して,国民年金基金について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,解答用紙に記入しなさい。
T 「 国民年金基金は,国民年金の第1号被保険者(第1号被保険者とみなされる者を含む。以下同じ)を対象に,老齢基礎年金に上乗せする年金を支給する任意加入の年金制度です。国民年金基金には,( 1 )国民年金基金と職能型国民年金基金の2種類があり,第1号被保険者は,該当するいずれか一方の国民年金基金に加入できます」
U 「国民年金基金への加入は口数制です。1口目は,保証期間のある終身年金A型,保証期間のない終身年金B型の2種類のなかからの選択となります。なお,終身年金A型の保証期間は( 2 )年です。また,掛金の拠出限度額は月額( 3 )円となりますが,確定拠出年金の個人型年金に加入している場合は,その掛金と合わせて月額( 3 )円が上限となります」
V 「国民年金基金の老齢年金は,終身年金(A型,B型)の場合,65歳から支給が開始されます。ただし,老齢基礎年金の繰上げ支給を請求した場合は,老齢基礎年金の支給開始時から,国民年金基金からも基金の加入員期間に係る( 4 )に相当する部分について,繰上げ請求時の年齢(月齢)に応じた額の年金が支給されます。なお,65歳になったときには,国民年金基金の年金額が改定されます」
問52 解答・解説
国民年金基金に関する問題です。
国民年金基金は、国民年金の第1号被保険者の老齢基礎年金に上乗せ支給するもので、「地域型」と「職能型」の2種類あります(同時加入は不可)。
●地域型:都道府県ごとに設置。その地域に住んでいる第1号被保険者が加入。
●職能型:25職種ごとに設置。各基金が定めた事業・業務に従事する第1号被保険者が加入。
国民年金基金の1口目は必ず終身年金(65歳から支給・保証期間15年)となり、2口目以降は終身年金か確定年金かを選択できます。
また、掛金は終身年金か確定年金か等の給付形式の選択と、加入時の年齢によって決まりますが、掛金の上限は月額68,000円です。
なお、国民年金基金の加入者が老齢基礎年金の繰上げ請求をした場合、国民年金基金からは付加年金相当分の年金が繰上げ支給され、65歳からの国民年金基金の年金額は、付加年金相当分が繰上げ受給の時期等に応じて減額されることとなります。
以上により正解は、(1)地域型 (2)15 (3)68,000 (4)付加年金
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