問10 2015年1月基礎

問10 問題文と解答・解説

問10 問題文

終身保険の一般的な特徴に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1) 低解約返戻金型終身保険は,保険料払込期間などの一定期間における解約返戻金額が低解約返戻金型ではない通常の終身保険に比べて低く抑えられており,通常の終身保険に比べて割安な保険料が設定されている。

2) 外貨建て終身保険は,円建ての終身保険と異なり,生命保険料控除や死亡保険金の非課税金額の規定の適用を受けることができない。

3) 無選択型終身保険は,被保険者の健康状態にかかわらず加入することができるが,契約日から一定期間中に病気で死亡した場合は,既払込保険料相当額が死亡保険金額となる。

4) 市場価格調整(MVA)がある終身保険は,市場金利に応じた運用資産の価格変動が解約返戻金額等に反映されるため,解約時の市場金利が契約時と比較して上昇した場合には解約返戻金額は減少し,下落した場合には増加することがある。

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問10 解答・解説

終身保険の一般的な特徴に関する問題です。

1) は、適切。低解約返戻金型の終身保険とは、解約返戻金が一般的な終身保険より低い終身保険です。貯蓄性を抑えていることから、他の条件が同一であれば、一般的な終身保険に比べて保険料が割安です。

2) は、不適切。外貨建ての保険であっても、それぞれの適用要件を満たせば生命保険料控除や死亡保険金の非課税が適用されますが、適用する際は、支払った保険料や受け取った保険金を、外貨から円に換算して計算します。

3) は、適切。無選択型終身保険は、加入時の健康状態に関わらず、生涯の死亡保障を得ることができますが、告知や診査が必要な保険に比べると、保険料が高いです。
また、契約から一定期間内に病気で死亡すると、死亡保険金額は払込済の保険料相当額となります。

4) は、適切。市場価格調整(MVA)とは、解約返戻金が解約時の市場金利に応じて増減する仕組みのことで、終身保険・個人年金保険・養老保険等で利用されます。
保険が中途解約されると、保険会社は運用中の債券を売却して解約返戻金を捻出しますが、金利が上がれば債券価格は下落し、金利が下がると債券価格は上昇します。
従って、解約時の市場金利が契約時より上昇していると、解約返戻金が減少し、下落していると増加することがあるわけです。
※MVA=Market Value Adjustment(市場価格調整)

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