問9 2015年10月基礎

問9 問題文と解答・解説

問9 問題文

保険法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) 保険法における保険給付の履行期に関する規定や重大事由による解除に関する規定は、同法施行日よりも前に締結された保険契約にも適用される。

2) 保険法には、質権者・差押債権者・破産管財人など、当事者以外の解除権者による保険契約の解除(解約)請求に対し、一定の要件のもと、保険金受取人が保険契約を存続させることができる介入権制度が設けられている。

3) 保険法には、一部の契約を除き、保険法の規定よりも保険契約者等に不利な内容の約款の定めは無効とする片面的強行規定が設けられている。

4) 保険法によれば、保険金受取人が保険金を請求する権利または保険契約者が保険料の返還を請求する権利は、時効により2年で消滅する。

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問9 解答・解説

保険法に関する問題です。

1) は、適切。保険法は、原則として、施行日以後に締結された保険契約に適用されますが、保険給付の履行期(保険金や給付金の支払時期)、殺人や詐欺といった重大事由による解除、債権者により解約された保険の一定条件下での存続(介入権)に関する規定は、施行日より前に締結された保険契約にも適用されます。

2) は、適切。保険の契約者が破産した場合等、債権者や破産管財人等が、解約払戻金を取得するために保険契約を解約することがありますが、保険法には、当事者以外の解除権者による解除(解約)請求に対し、保険金受取人が所定の金額を債権者等に支払うことで保険契約を存続することを可能とする「介入権」の制度が設けられています。
これは、保険契約がいったん解約されると、被保険者の年齢や健康状態により再度保険に加入できず、保険金受取人の生活保障が困難となることを防止するためです。

3) は、適切。保険法では、一部の契約を除き、保険法の規定よりも保険契約者に不利な内容の約款は無効とする片面的強行規定があります。

4) は、不適切。保険法により、保険金請求権や保険料返還請求権の時効は、権利発生日の翌日から起算して3年です。

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