問10 2015年10月基礎
問10 問題文
総合福祉団体定期保険の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 総合福祉団体定期保険は、従業員の遺族の生活保障を主たる目的とした保険であり、法人の役員を被保険者とすることはできない。
2) 総合福祉団体定期保険契約の締結に際しては、被保険者になることへの加入予定者の同意が必要となるが、被保険者の告知や診査は不要である。
3) 総合福祉団体定期保険の保険期間は、1年から10年の範囲内で、被保険者ごとに設定することができる。
4) ヒューマン・ヴァリュー特約は、被保険者の死亡等による法人の経済的損失に備えるための特約であり、当該特約に係る死亡保険金受取人は契約者である法人に限られる。
問10 解答・解説
総合福祉団体定期保険に関する問題です。
1) は、不適切。総合福祉団体定期保険は、従業員や役員に万一のことがあった場合の保険で、所属企業等の退職金規程等において、弔慰金・死亡退職金等の支給対象となる役員・従業員が加入対象者です。
2) は、不適切。総合福祉団体定期保険の加入時には、役員および従業員本人の同意が必要で、医師による審査は原則不要ですが、告知は必要です。
3) は、不適切。総合福祉団体定期保険は、1年更新の定期保険ですので、企業の福利厚生規程の改定に合わせて、柔軟な保障額の見直しが可能です。
4) は、適切。総合福祉定期保険のヒューマン・バリュー特約は、役員・従業員の死亡等による企業の経済的損失に備える特約ですので、死亡保険金の受取人は、契約者である企業に限定されています。
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