問29 2015年10月基礎
問29 問題文
所得税の青色申告特別控除に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
(a)不動産所得のみを有する青色申告者は、その業務の規模にかかわらず、正規の簿記の原則に従って作成された貸借対照表等を添付した確定申告書を申告期限までに提出して、最高65万円の青色申告特別控除の適用を受けることができる。
(b)山林所得のみを有する青色申告者は、その業務の規模にかかわらず、正規の簿記の原則に従って作成された貸借対照表等を添付した確定申告書を申告期限までに提出して、最高65万円の青色申告特別控除の適用を受けることができる。
(c)最高65万円の青色申告特別控除については、確定申告書を申告期限までに提出しなければその適用を受けることができないが、最高10万円の青色申告特別控除については、確定申告書を申告期限後に提出したとしてもその適用を受けることができる。
1) 1つ
2) 2つ
3) 3つ
4) 0(なし)
問29 解答・解説
青色申告に関する問題です。
(a)は、不適切。不動産所得に対する青色申告特別控除は、事業的規模とされる「5棟10室基準」を満たす場合のみ、最高65万円の控除です。(事業的規模でない場合、最高10万円)
(b)は、不適切。山林所得に対する青色申告特別控除は、業務の規模にかかわらず、最高10万円です(65万円の特別控除は、事業的規模の不動産所得と事業所得のみ)。
(c)は、適切。65万円の青色申告特別控除を受けるためには、期限内の申告書提出が必要ですが、10万円の青色申告特別控除の場合は、期限後提出でも適用されます。
以上により正解は、1) 1つ
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