問56 2015年10月応用

問56 問題文と解答・解説

問56 問題文

《設例》の【Kファンド・Sファンドの予想収益率】に基づいて、KファンドとSファンドをそれぞれ4:6の割合で購入した場合のポートフォリオの(1)期待収益率と(2)標準偏差を求めなさい。〔計算過程〕を示し、〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。

ページトップへ戻る

問56 解答・解説

ポートフォリオの期待収益率とリスク(標準偏差)に関する問題です。

期待収益率=生起確率×収益率 ですが、
ポートフォリオの期待収益率=(各シナリオの生起確率×各シナリオの収益率※)の総和
となります。
各シナリオの収益率=(収益率×投資比率)の総和

つまり、問題文の例でいくと、シナリオ1・2・3のときのそれぞれの期待収益率を算出し、
その合計がポートフォリオの期待収益率となるわけです。

まず各シナリオの収益率は、
シナリオ1の収益率=12×4/10+1×6/10=5.4%
シナリオ2の収益率=5×4/10+5×6/10=5%
シナリオ3の収益率=-20×4/10+20×6/10=4%

よって、各シナリオの期待収益率は
シナリオ1の期待収益率=0.3×5.4=1.62%
シナリオ2の期待収益率=0.6×5=3%
シナリオ3の期待収益率=0.1×4=0.4%
よってポートフォリオの期待収益率=1.62+3+0.4=5.02%

次に標準偏差ですが、標準偏差=「分散」の平方根 です。よってまずは分散を求めます。
分散=[生起確率×{(各シナリオの収益率−ポートフォリオの期待収益率)の2乗}]の総和
で表せます。
分散=0.3×(5.4−5.02)^2+0.6×(5−5.02)^2+0.1×(4−5.02)^2
  =0.04332+0.00024+0.10404=0.1476
分散0.1476の平方根=0.384→ 0.38%

以上により正解は、(1)5.02(%) (2)0.38(%)

問55          第3問

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料!

  

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習!

  

ページトップへ戻る

関連・類似の過去問

この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

Yahoo! JAPAN

  • このサイト内を検索
ページトップへ戻る

FP対策講座

<FP対策通信講座>

●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら

●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)

●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】

ページトップへ戻る

Sponsored Link

実施サービス

Sponsored Link

メインメニュー

Sponsored Link

サイト内検索

Sponsored Link

Copyright(C) 1級FP過去問解説 All Rights Reserved.