問9 2016年1月基礎
問9 問題文
一般社団法人生命保険協会が作成した「2015年版生命保険の動向」に基づき、保険マーケットの最近の動向に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 平成22年度から平成26年度までの5年間、個人保険の保有契約件数は増加しているが、個人保険の保有契約高は減少している。
2) 平成26年度の個人保険の種類別新契約件数(転換後契約を含まない)では、ガン保険が最も多く、次いで医療保険、終身保険、定期保険、養老保険の順となっている。
3) 平成26年度の個人年金保険の種類別新契約件数(転換後契約を含まない)では、定額年金保険が変額年金保険を上回っている。
4) 平成26年度の個人年金保険の新契約件数の男女別構成比では、女性が男性を上回っている。
問9 解答・解説
保険マーケットの最近の動向に関する問題です。
1) は、適切。近年は、高額な死亡保障へのニーズの低下や、医療保険等の死亡保障を重視しない商品にニーズがシフトしたこと等により、個人の保険契約件数は増加傾向にあるものの、保有契約高(死亡保障等の主要保障の金額)は減少傾向にあります(死亡保障よりも医療保障というのは、少子高齢化の一端が垣間見えるところですね。)。
2) は、不適切。個人保険の新規契約件数は、医療保険と終身保険により近年増加傾向で、直近(平成26年度)の転換後契約を含まない個人保険の種類別新契約件数では、医療保険が最も多く、次いで終身保険、定期保険、ガン保険、養老保険の順となっています(ガン保険も増えてはいますが、医療保険ではガンによる手術・入院も給付対象ですので、医療保険が最も多くなるわけですね。)。
3) は、適切。直近(平成26年度)の転換後契約を含まない個人年金保険の種類別新契約件数では、定額年金保険が変額年金保険を大幅に上回っています(変額年金保険は運用実績で年金額が変動しますから、大事な老後資産はより低リスクの定額年金保険の方が契約件数も多くなるわけです。)。
4) は、適切。直近(平成26年度)の個人年金保険の新契約件数の男女別構成比は、女性が男性を上回っています(近年、男性の構成比が上昇傾向にあるものの、未だ女性の方が高い割合です(男性が 43.3%、女性が 56.7%))。
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