問13　2016年1月基礎

自動車保険のフリート契約に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) フリート契約者とは、契約者が所有・使用する自動車のうち、契約期間が１年以上の自動車保険を契約している自動車の合計台数が10台以上である契約者をいう。

2) フリート契約者の所有・使用自動車の総契約台数には、異なる保険会社で自動車保険を契約している自動車も含まれる。

3) フリート契約者に適用されるフリート契約者料率は、料率審査日までの１年間の事故件数および事故内容に応じた等級により決定される。

4) 保険料の割引率・割増率は、フリート契約者の場合は契約者単位で適用され、ノンフリート契約者の場合は自動車１台単位で適用される。

任意保険に関する問題です。

1) は、適切。フリート契約とは、所有・使用する10台以上の自動車にまとめて自動車保険を契約（契約期間1年以上）したもので、保険料のメリット（割引）率・デメリット（割増）率は、契約するすべての自動車に同一に適用されます。
※フリート：英語のfleet（艦隊・船団）

2) は、適切。所有・使用する自動車が10台以上あると必ずフリート契約の対象となりますが、フリート契約者の総契約台数には、異なる保険会社で自動車保険を契約している自動車も含まれます（共済契約は除く）。

3) は、不適切。通常の自動車保険（ノンフリート契約）の場合、保険料の割増・割引率は前年の事故件数や事故内容に応じた等級により決定されますが、フリート契約の保険料の割増・割引率は、総契約台数と保険料、保険金、前年のフリート割増引率により決定されます。

4) は、適切。通常の自動車保険（ノンフリート契約）の場合、保険料の割増・割引率は自動車1台単位で適用されますが、フリート契約の保険料の割増・割引率は、契約者単位で適用されます。このため、保険料のメリット（割引）率・デメリット（割増）率は、契約するすべての自動車に同一に適用されます。

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