問3 2016年9月実技(資産設計)
問3 問題文
健司さんは父から、裕樹さんに現金を贈与するから、未成年者少額投資非課税制度(以下「ジュニアNISA」という)を利用しないかと提案を受けた。しかし、少額投資非課税制度(以下「NISA」という)とジュニアNISAの違いがよく分からず、FPの佐久間さんに相談をした。佐久間さんが作成した下記<資料>の空欄(ア)〜(エ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、同じ語句を何度選んでもよいこととする。
<資料>NISAとジュニアNISAの比較
<語群>
1.80万円 2.100万円 3.120万円
4.18歳 5.19歳 6.20歳
7.いつでもできる 8.1年単位でできる 9.できない
問3 解答・解説
NISA・ジュニアNISAに関する問題です。
ジュニアNISA口座の利用限度額(非課税枠)は、一人年間80万円までで、通常のNISA同様、配当金や譲渡益は、最長5年間、非課税です。
ジュニアNISA口座での5年間の非課税期間終了時に保有する上場株式等は、時価80万円を上限に継続管理勘定へロール・オーバーすることで、口座開設者が1月1日現在で20歳である年の前年の12月31日まで、非課税での運用の継続が可能です(新規買い付けは不可、20歳以降NISA口座への引継ぎ可)。
また、ジュニアNISAでは、口座開設者が3月31日時点で18歳となる年の前年の12月31日までは、口座外に払い出すことはできません。
なお、NISA口座は1年単位で開設する金融機関の変更が可能(変更する年にNISA口座に上場株式等を受け入れていない場合のみ)ですが、ジュニアNISA口座は、原則として開設する金融機関の変更はできません(変更したい場合は一旦既存の口座を廃止が必要)。
以上により正解は、(ア)1. 80万円 (イ)6. 20歳
(ウ)4. 18歳 (エ)9.できない
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