問20 2016年9月基礎
問20 問題文
株式市場の各種指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 「TOPIX」は、東京証券取引所市場第一部および市場第二部に上場している全銘柄で構成される時価総額加重平均型(浮動株調整後)の株価指数である。
2) 「JPX日経インデックス400」は、東京証券取引所市場第一部に上場している銘柄のうち、ROEや営業利益等の指標等により選定された400銘柄で構成される時価総額加重平均型(浮動株調整後)の株価指数である。
3) 「DAX」は、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄のうち、代表的な500銘柄で構成される時価総額加重平均型(浮動株調整後)の株価指数である。
4) 「FTSE100」は、ロンドン証券取引所に上場している銘柄のうち、時価総額上位100銘柄で構成される時価総額加重平均型(浮動株調整後)の株価指数である。
問20 解答・解説
株式市場の指標に関する問題です。
1) は、不適切。東証株価指数(TOPIX)は、東証1部上場の全銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重型の株価指数です(昭和43年1月4日の値を100としています)。
2) は、不適切。JPX日経インデックス400は、東証1部に加え、2部やマザーズ・ジャスダックといった新興市場も含めた東京証券取引所の上場銘柄のうち、ROE・営業利益・時価総額により選定された400銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重型の株価指数です。
3) は、不適切。「DAX」は、フランクフルト証券取引所で取引されるドイツの主要30銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重平均型の株価指数です。
ニューヨーク証券取引所・アメリカン証券取引所・NASDAQに上場している企業(銘柄)のうち、代表的な500銘柄を対象とした時価総額加重型の株価指数は、S&P500種株価指数です。
4) は、適切。FTSE100は、ロンドン証券取引所に上場している銘柄のうち、時価総額上位100銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重平均型の株価指数です。
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