問2 2017年1月基礎
問2 問題文
公的介護保険(以下、「介護保険」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 全国健康保険協会管掌健康保険の介護保険料率は、都道府県ごとに定められており、都道府県によって保険料率が異なっている。
2) 介護保険の被保険者が初めて要介護認定を受けた場合、その申請のあった日に遡ってその効力を生じ、原則として、その有効期間は1年間である。
3) 要介護認定を受けた被保険者が、その有効期間の満了後においても要介護状態に該当すると見込まれるときは、原則として、有効期間満了日の60日前から満了日までの間に要介護更新認定の申請をすることができる。
4) 介護保険の指定事業者に対する介護報酬は、介護サービスを提供した指定事業者が審査支払機関に対して請求を行い、原則として、介護サービスを提供した月の6カ月後に支払われる。
問2 解答・解説
介護保険に関する問題です。
1) は、不適切。全国健康保険協会(協会けんぽ)の介護保険料率は、全国一律ですが、健康保険料率は、都道府県ごとに定められており、都道府県によって料率が異なります。
2) は、不適切。要介護認定申請の結果通知(認定の申請に対する処分)は、申請日から30日以内に行われますが、認定があれば申請日にさかのぼって効力が発生し、要介護認定の有効期間は、効力が発生する申請日の属する月及び翌月から6ヶ月間です。
3) は、適切。要介護認定には有効期間があるため、引き続き介護保険を利用したい場合は、有効期間満了日の60日前から満了日までの間に更新申請することが必要です。
4) は、不適切。介護保険における介護報酬は、介護サービスを提供した事業者が審査支払機関(国民健康保険団体連合会等)に対して請求を行った後、介護サービスを提供した月の2ヶ月後に入金されます(健康保険における診療報酬も同様で、事業者は2ヶ月間の入金サイトを考慮しながら経営することが必要となります)。
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