問11 2017年9月実技(資産設計)

問11 問題文と解答・解説

問11 問題文

隆一さんが特定口座(源泉徴収選択口座)で保有する国内公募追加型株式投資信託(保有口数:196万口)が平成29年9月中に決算(年1回)を迎え、収益分配金が支払われることになった。決算日の基準価額等が下記<資料>のとおりである場合、隆一さんが受け取る税引後の分配金の金額(所得税および住民税を控除した後の金額)として、正しいものはどれか。なお、復興特別所得税については考慮しないものとし、税額の計算過程で端数が生じた場合は円未満を切り捨てること。

<資料>

※<資料>に記載されている金額は、1万口当たりの金額である。

1. 392,000円

2. 357,896円

3. 347,704円

4. 313,600円

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問11 解答・解説

投資信託の収益分配金に関する問題です。

まず、分配前の個別元本=11,865円 です。
さらに、分配後の基準価額=収益分配金支払前の基準価額−収益分配金 で表せます。

ここで、「分配後の基準価額>分配前の個別元本」の場合、「分配後の個別元本=分配前の個別元本」となり、収益分配金すべてが普通分配金となり課税対象です。
反対に「分配後の基準価額<分配前の個別元本」の場合、「分配後の個別元本=分配前の個別元本−元本払戻金(特別分配金)」となり、元本払戻金(特別分配金)は非課税です。
元本払戻金(特別分配金)=分配前の個別元本−分配後の基準価額

よって、分配後の基準価額=12,735円−2,000円=10,735円 となり、
分配後の基準価額10,735円<分配前の個別元本11,865円 となります。

ここで、普通分配金=分配前の基準価額−分配前の個別元本 ですので、
普通分配金=12,735円−11,865円=870円
元本払戻金(特別分配金)=収益分配金−普通分配金=2,000円−870円=1,130円

普通分配金は税率20%(所得税15%+地方税5%)で、元本払戻金(特別分配金)は非課税ですから、
分配金の税引後手取金額=870円×(1−0.2)+1,130円=1,826円

さらに、ここまでは全て1万口当たりの数字で計算しており、隆一さんの保有口数は196万口ですから、
196万口分の分配金の税引後手取金額=1,826円×196=357,896円

以上により正解は、2. 357,896円

問11-20                問12

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