第3問 2018年1月応用

第3問 問題文と解答・解説

第3問 問題文

次の設例に基づいて,下記の各問に答えなさい。

《設例》
個人事業主であるAさんは、妻Bさんとともに小売業を営むとともに、所有する賃貸マンションから賃貸収入を得ている。Aさんは、妻Bさんが平成29年中に病気により入院・通院した際に支払った医療費等について、医療費控除の適用を受けたいと考えている。また、Aさんは、現在、白色申告者であるが、平成30年分から青色申告をしてみたいと考えており、その仕組みについて理解したいと思っている。
Aさんの家族および平成29年分の収入等に関する資料は、以下のとおりである。なお、Aさんは、平成29年は消費税について免税事業者であり、税込経理を行っている。また、棚卸資産の評価方法および減価償却資産の償却方法について、納税地の所轄税務署長に税務上の届出はしていない。

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第3問 資料

〈Aさんとその家族に関する資料〉
Aさん(50歳)  :白色申告者
妻Bさん(50歳) :事業専従者(Aさんの小売業に専従している)
長男Cさん(25歳):会社員。平成29年中に給与収入400万円を得ている。
長女Dさん(21歳):大学生。平成29年中に収入はない。
母Eさん(78歳) :平成29年中に老齢基礎年金70万円を受け取っている。

〈Aさんの平成29年分の収入等に関する資料〉
T.事業所得に関する事項
(1)平成29年中における売上高、仕入高等
売上高:2,800万円
仕入高:1,000万円
売上値引および返品高:50万円
年初の商品棚卸高:500万円
年末の商品棚卸高:
 530万円(先入先出法による場合)
 525万円(最終仕入原価法による場合)
必要経費※:500万円
※上記の必要経費は税務上適正に計上されている。なお、売上原価、下記(2)の減価償却費および事業専従者控除は含まれていない。

(2)平成29年中に取得した減価償却資産(上記(1)の必要経費には含まれていない)
パソコン4台:4月20日に事業用として1台当たり36万円で購入し、取得後直ちに事業の用に供している。
(耐用年数4年、償却率(定率法 0.5 / 定額法 0.25))

U.不動産所得に関する事項
賃貸収入:570万円
必要経費:630万円
賃貸用不動産の取得に要した負債の利子:50万円
(土地の取得に係るものが30万円、建物の取得に係るものが20万円)が含まれている。

V.医療費控除に関する事項
Aさんが平成29年中に支払った医療費等は、以下のとおりである。
(1)妻Bさんの入院に伴って病院に支払った費用:44万円
※妻Bさんの希望により個室を使用したために支払った差額ベッド料16万円と入院時に病院から給付された食事の費用1万5,000円を含んだ金額である。
※入院時、病院に限度額適用認定証を提示している。
※Aさんは、入院治療費について、医療保険から入院給付金14万円を受け取っている。

(2)妻Bさんの通院に伴って病院に支払った費用:6万円

(3)妻Bさんの通院のための電車賃・バス賃(交通費):1万円

(4)Aさんの人間ドックの費用:8万円
※この検査により、疾病は発見されなかった。

※妻Bさん、長男Cさん、長女Dさんおよび母Eさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
※Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
※Aさんとその家族の年齢は、いずれも平成29年12月31日現在のものである。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問56          問57

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