問13 2018年9月基礎
問13 問題文
住宅建物および家財を対象とする火災保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 火災保険の対象となる住宅建物は、その構造により、通常、M構造、T構造、H構造に区分され、構造級別による保険料率は、H構造が最も高く、M構造が最も低い。
2) 火災保険の保険期間は、1年単位で20年まで選択することができ、長期契約の保険料を一括払いした場合には、所定の割引率が適用される。
3) 住宅建物および家財を対象として火災保険を契約する場合、被保険者が所有し、かつ、その敷地内にある門や塀、垣に生じた火災等による損害は補償の対象となる。
4) 住宅建物および家財を対象として火災保険を契約する場合、被保険者が所有する自動車に生じた火災等による損害は、その敷地内にある車庫に収容されていたとしても、補償の対象とならない。
問13 解答・解説
火災保険の商品性に関する問題です。
1) は、適切。火災保険の保険料は、建物の構造で異なりますが、住宅物件(専用住宅)の場合はM構造(主に耐火建築物の共同住宅)・T構造(主に耐火建築物で共同住宅以外)・H構造(主に木造建物)の3種類で区分されており、保険料率は耐火性能が劣る建物ほど高くなるため、M→T→Hの順で高くなります。
2) は、不適切。火災保険の保険期間は、1年単位で最長10年まで選択可能で、長期契約の保険料を一括払いした場合には、所定の割引率が適用されます。
※以前は10年超の長期契約が可能でしたが、現在は全ての保険会社で契約期間は最長10年までとされています。
3) は、適切。居住用建物を補償対象とする火災保険であっても、住宅敷地内にあり、被保険者が保有する門・塀・垣も、「敷地内に所在する屋外設備・装置」として補償対象です。ただし、建物自体に損害がない場合には保険金の支払い対象外です。
4) は、適切。火災保険では、自宅の車庫は補償対象ですが、自動車は補償対象外です(自動車の損害は車両保険の補償対象)。
よって正解は、2
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