問18 2019年1月基礎
問18 問題文
株式の制度信用取引において、保有するA社株式2,000株(1株当たり時価2,500円)と金銭200万円を担保として差し入れ、B社株式(1株当たり時価4,000円)を新規に売建てする場合、売建てが可能な最大株数として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、株式担保の代用掛目は80%、委託保証金率は30%であるものとし、手数料等は考慮しないものとする。
1) 4,000株
2) 4,500株
3) 5,000株
4) 5,500株
問18 解答・解説
株式の信用取引に関する問題です。
委託保証金率とは、取引金額に対する委託保証金の割合ですので、委託保証金率30%の場合、取引金額の上限は、委託保証金の約3.3倍です。
つまり、委託保証金率30%=委託保証金/取引金額の上限 です。
本問の場合、委託保証金として差し入れるのは、A社株式2,000株(時価2,500円/株)と金銭200万円です。
このうち、株式担保の代用掛目は80%とされますので、A社株式2,000株=2,000株×2,500円/株=500万円は、現金評価の80%分の価値として評価されます。
取引金額の上限=(500万円×80%+200万円)/30%=2,000万円→2,000万円まで新規建て可能
B社株式は時価4,000円/株ですから、2,000万円で取引可能なB社株式数は、
2,000万円÷4,000円/株=5,000株
よって正解は、3
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