第3問 2019年5月応用

第3問 設例と資料

第3問 設例

次の設例に基づいて,下記の各問に答えなさい。

《設例》
Aさんは、2018年5月に28年2カ月勤めた商社を退職し、個人で輸入雑貨小売店を開業した。Aさんは、開業資金に充てるため、加入していた生命保険契約を2018年4月に解約し、解約返戻金を受け取っている。また、同月中に、25年前に購入したゴルフ会員権を売却している。
会社員時代に知り合った取引先から受注を得るなど、開業当初から事業は順調に推移した。しかし、2018年10月に不注意により店舗併用住宅内で小規模な火災が発生し、商品在庫200万円分と家財道具150万円分(いずれも損失額)が焼失している。
Aさんの家族および2018年分の収入等に関する資料は、以下のとおりである。なお、Aさんは、2018年は消費税について免税事業者であり、税込経理を行っている。また、棚卸資産の評価方法について、納税地の所轄税務署長に税務上の届出はしていない。

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第3問 資料

〈Aさんとその家族に関する資料〉
Aさん(50歳)  : 白色申告者
妻Bさん(50歳) : 事業専従者(Aさんの小売業に専従している)
長男Cさん(25歳): 会社員。2018年中に給与収入500万円を得ている。
長女Dさん(20歳): 大学生。2018年中に収入はない。
母Eさん(76歳) : 2018年中に老齢基礎年金70万円を受け取っている。

〈Aさんの2018年分の収入等に関する資料〉
I.事業所得に関する事項
売上高:3,000万円
仕入高:2,300万円
売上値引および返品高:100万円
年初の商品棚卸高  :0円
年末の商品棚卸高
 :620万円(先入先出法による場合)
 :600万円(最終仕入原価法による場合)
必要経費※:800万円
※上記の必要経費は税務上適正に計上されている。なお、売上原価および事業専従者控除は含まれていない。

II.給与所得に関する事項
給与収入の金額 : 680万円

III.譲渡所得に関する事項
Aさんが売却したゴルフ会員権に関する事項は、以下のとおりである。
取得年月 : 1994年4月
売却金額 : 350万円
取得費  : 550万円

IV.一時所得に関する事項
Aさんが解約した生命保険に関する事項は、以下のとおりである。
保険種類 : 一時払変額個人年金保険(10年確定年金)
契約年月 : 2010年8月
契約者(=保険料負担者) : Aさん
被保険者 : Aさん
解約返戻金額  : 620万円
正味払込済保険料: 400万円

V.退職所得に関する事項
退職手当等の収入金額 : 2,200万円
勤続期間 : 28年2カ月

※Aさんは支払者に「退職所得の受給に関する申告書」を提出している。
※妻Bさん、長男Cさん、長女Dさんおよび母Eさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
※Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
※Aさんとその家族の年齢は、いずれも2018年12月31日現在のものである。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問56          問57

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