問19 2019年9月実技(資産設計)
問19 問題文
武史さんは、会社の業務が多忙であるため、短時間労働者として新たに人を雇い入れることを検討している。短時間労働者に対する厚生年金保険等の適用に関する下記<資料>の空欄(ア)〜(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。
<資料>
「短時間労働者」のうち、厚生年金保険の被保険者数が常時( ア )を超える法人・個人・地方公共団体に属する適用事業所、および国に属するすべての適用事業所において働く方は、厚生年金保険等の適用対象となります。「短時間労働者」とは、勤務時間・勤務日数が常時雇用者の4分の3未満で、次の(1)〜(4)すべての要件に該当する方です。
(1) 週の所定労働時間が( イ )以上であること
(2) 雇用期間が1年以上見込まれること
(3) 賃金の月額が( ウ )以上であること
(4) 学生でないこと
「短時間労働者」のうち、厚生年金保険の被保険者数が常時( ア )以下の企業等であって、下記(1)、(2)の事業所において働く方は、厚生年金保険等の適用対象となります。
(1) 労使合意に基づく申出をした法人・個人の事業所
(2) 地方公共団体に属する事業所
(出所)日本年金機構のパンフレットに基づき作成
<語群>
1. 200人 2. 300人 3. 500人
4. 20時間 5. 30時間 6. 40時間
7. 8.8万円 8. 9.8万円 9. 10.8万円
問19 解答・解説
健康保険・厚生年金保険の被保険者に関する問題です。
パートタイマー等が健康保険・厚生年金保険の被保険者に該当するかは、正社員と比較して、1週間と1ヶ月間当たりでいずれも4分の3以上の勤務時間・日数であるかで判断されますが、「4分の3基準」を満たさない場合でも、以下5条件全てを満たす場合、健康保険・厚生年金保険の被保険者となります。
・勤務時間:週20時間以上
・給与 :月額8.8万円以上(通勤手当含まず、いわゆる106万円の壁)
・勤務期間:1年以上見込み
・学生以外であること
・企業規模:従業員 501人以上
さらに、従業員500人以下の企業規模であっても、労使合意により健康保険・厚生年金保険の被保険者とすることが可能です。
以上により正解は、(ア)3. 500人 (イ)4. 20時間 (ウ)7. 8.8万円
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