問8 2019年9月基礎
問8 問題文
厚生労働省の人材開発支援助成金(2019年度)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 一般訓練コースの助成対象となる訓練には、企業の事業活動と区別して行われる訓練(Off−JT)と、適格な指導者の指導の下、企業内の事業活動のなかで行われる実務を通じた訓練(OJT)がある。
2) 特定訓練コースの助成対象となる訓練は、教育訓練機関があらかじめ厚生労働大臣に申請して承認を受けたものおよび厚生労働大臣が専門的・実践的な教育訓練として指定したものに限られる。
3) 特定訓練コースの助成には、「賃金助成」「経費助成」「実施助成」の3つがあり、企業が所定の生産性要件を満たす場合、助成額または助成率が引き上げられる。
4) 教育訓練休暇付与コースは、有給の教育訓練休暇制度を導入した企業の労働者が、当該制度による休暇中に業務命令を受けて受講した一定の訓練が対象となる。
問8 解答・解説
雇用関係の奨励金・助成金に関する問題です。
1) は、不適切。厚生労働省の人材開発支援助成金には、企業の事業活動と区別して行われる訓練(Off-JT)と、適格な指導者の指導の下、企業内の事業活動のなかで行われる実務を通じた訓練(OJT)の組み合わせに助成する特定訓練コースと、Off-JTのみ助成する一般訓練コースがあります。
そのほか、キャリアコンサルティングの実施に助成するキャリア形成支援制度導入コースや、職業に関する各種検定制度の導入に助成する職業能力検定制度導入コースがあります。
2) は、不適切。厚生労働省の人材開発支援助成金の対象は、厚生労働省が助成対象として指定する教育訓練があるわけではなく、業種・職務と訓練内容を審査して個別に助成の可否が判断されます。ただし、特定訓練コースの一部の訓練については、教育訓練機関が事前に「実践型人材養成システム実施計画」等を提出し、厚生労働大臣の認定を受けることが必要です。
3) は、適切。厚生労働省の人材開発支援助成金のうち、特定訓練コースには「賃金・経費・実施」の3種類の助成があり、所定の生産性要件を満たす場合には、助成額や助成率が引き上げられます。
4) は、不適切。厚生労働省の人材開発支援助成金の教育訓練休暇付与コースは、企業における有給教育訓練休暇制度の導入により、有給休暇中の労働者が、自発的に受講した一定の訓練を助成対象としています。
よって正解は、3
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】