問18 2019年9月基礎

問18 問題文と解答・解説

問18 問題文

投資信託説明書(交付目論見書)の表紙に「追加型投信/国内/不動産投信/インデックス型」と記載されているX投資信託に関する次の記述のうち、投資信託協会の「商品分類に関する指針」に照らし、適切なものはいくつあるか。

(a) X投資信託は、当初の設定後、追加設定が行われ、従来の信託財産とともに運用されるファンドである。

(b) X投資信託は、目論見書または投資信託約款において、投資対象資産に海外の資産をいっさい組み入れない旨の記載があるファンドである。

(c) X投資信託は、目論見書または投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が不動産関連の株式および債券を源泉とする旨の記載があるファンドである。

(d) X投資信託は、目論見書または投資信託約款において、対象とする指数に連動する運用成果を保証する旨の記載があるファンドである。

1) 1つ

2) 2つ

3) 3つ

4) 0(なし)

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問18 解答・解説

投資信託に関する問題です。

(a) は、適切。追加型(オープン型)投信は、当初設定日以降も追加設定が行われ(追加購入可能)、従来の信託財産とともに運用される投資信託です。
これに対し単位型(ユニット型)投信は、当初募集期間にのみ購入可能な投信です。

(b) は、不適切。投資信託協会では、投資対象地域を「国内」・「海外」・「内外」の3つに区分しており、「国内」とは、主な投資収益が実質的に国内の資産によるものであることを表しますので、海外資産を一切組み入れないわけではありません。

(c) は、不適切。投資信託協会では、投資対象資産を「株式」・「債券」・「不動産投信(リート)」・「その他」・「資産複合」の5つに区分しており、「不動産投信」とは、主な投資収益が実質的に不動産投資信託や不動産投資法人によるものであることを表しますので、不動産関連とはいえ株式や債券への直接投資が主な投資収益となるわけではありません。

(d) は、不適切。インデックス型の投資信託は、各種指数に連動する運用成果を目指すものですが、対象とする指数とかい離する場合もあり、運用成果を保証するものではありません。

よって正解は、1

問17      問19

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