問10 2020年9月基礎
問10 問題文
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 個人年金保険(終身年金)の保険料を被保険者の性別で比較した場合、被保険者の年齢や基本年金額等の他の契約内容が同一であるとすると、被保険者が男性よりも女性のほうが保険料は高くなる。
2) 個人年金保険(10年確定年金)の年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、被保険者の遺族に対し、既払込保険料総額から既払年金合計額を差し引いた額が死亡給付金として支払われる。
3) 一時払個人年金保険は、契約者、被保険者および年金受取人の関係、年金支払期間の長短などにかかわらず、個人年金保険料税制適格特約を付加することはできない。
4) 保険会社等が変額個人年金保険の契約締結をしようとするときは、原則として、あらかじめ、顧客に対し、損失が生じるおそれがあることなどを記載した書面を交付するほか、当該契約の内容その他保険契約者等に参考となるべき情報の提供を行わなければならない。
問10 解答・解説
個人年金に関する問題です。
1) は、適切。終身年金は、被保険者が生存している限り年金が支払われますので、年齢や年金額といった契約内容が同じの場合、男性より平均余命が長い女性の方が、死亡するまでに多くの年金をもらえる可能性が高いため、個人年金の保険料も男性より高くなります。
2) は、不適切。確定年金は、年金支払期間中、被保険者の生死に関係なく年金が支払われますので、年金支払期間中に被保険者が死亡した場合には、被保険者の遺族に対して、残りの期間に応じた年金または一時金が支払われます。
3) は、適切。個人年金保険料控除が適用される個人年金の場合、保険料の払込期間が10年以上であることが必要ですので、一時払いは対象外です。
4) は、適切。市場リスクのある変額年金保険等の特定保険契約を販売・勧誘する際は、損失発生の恐れ等を記載した契約締結前交付書面を作成し、顧客に交付することに加えて、保険金の支払条件や保険期間や保険金額等といった、保険加入の適否を判断するのに必要な情報提供を行う(情報提供義務)ことが必要です。
よって正解は、2
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