問17 2020年9月基礎
問17 問題文
後見制度支援預金の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 後見制度支援預金は、最低預入金額および口座開設時の手数料について、取扱金融機関による差異はなく、一律に設定されている。
2) 後見制度支援預金の口座から出金する場合、あらかじめ家庭裁判所が発行する指示書が必要となる。
3) 後見制度支援預金の利息は、税法上、非課税とされている。
4) 有利息型の後見制度支援預金は、同一金融機関に後見人が預け入れている一般預金等と合算して、元本1,000万円までとその利息が預金保険制度の保護の対象となる。
問17 解答・解説
成年後見制度に関する問題です。
1) は、不適切。後見制度支援信託は、被後見人本人にとって日常生活で必要な分を除いた金銭を、銀行や信用金庫・信用組合等に預け入れる仕組みですが、最低預入金額や口座開設時の手数料は金融機関によって異なります。
2) は、適切。被後見人の財産を保護する観点から、後見制度支援預金の口座から出金する場合には、あらかじめ家庭裁判所が発行する指示書が必要となります。
3) は、不適切。後見制度支援預金はマル優(少額貯蓄非課税制度)は利用できないため、利息は普通預金の店頭表示金利が適用され、税法上、利子所得として源泉徴収の対象です。
4) は、不適切。後見制度支援預金は預金保険制度の対象であり、有利息型の後見制度支援預金は、同一金融機関に被後見人本人が預け入れている一般預金等と合算して、元本1,000万円までとその利息が保護されます(後見人の預金と合算されるわけではありません)。
なお、無利息型の場合は後見支援預金の全額が保護されます。
よって正解は、2
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