問2 2021年9月実技(資産設計)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

三上さん夫妻は、マンションの購入を検討しており、FPの鈴木さんに住宅取得計画の相談をした。下記<条件>に基づく購入可能な物件価格(消費税込み)の上限を計算しなさい。なお、住宅ローンの借入額および物件価格については10万円未満を切り捨てること。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

<条件>
・自己資金500万円と智弘さんの父から贈与される100万円を住宅購入に充てる。これらの資金で不足する分については、住宅ローンを利用する。
・住宅ローンは智弘さんが単独で借り入れるものとし、借入額については、住宅ローンの年間元利合計返済額が2020年分の智弘さんの年収(税込み)の20%以内となるようにする。
・住宅ローンの条件は、以下のとおりとする。
 金利  :年1.25%(全期間固定金利)
 返済期間:30年
 返済方法:元利均等返済、毎月返済(ボーナス返済なし)
 返済月額:3,332円(借入額100万円当たりの元利合計返済月額)
・住宅購入のための諸費用(消費税込み)は物件価格の10%とし、上記で準備した資金の中から充当する。

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問2 解答・解説

不動産の購入可能上限額に関する問題です。

三上さんの自己資金500万円と、父親からの贈与100万円との合計600万円で不足する分を住宅ローンでまかない、さらに諸費用は物件価格の10%で準備資金から捻出するということですので、
物件価格+物件価格×10%=自己資金500万円+贈与100万円+住宅ローン
となります。

次に、住宅ローンの年間元利合計返済額≦2020年分の智弘さんの税込み年収×20% ですから、
600万円×20%=120万円 が、年間の元利合計返済額の上限です。

ここで、「借入額100万円当たりの毎月の元利合計返済額は3,332円」ですので、
借入額100万円当たりの年間の元利合計返済額=3,332円×12=39,984円 です。
よって、上限120万円に最も近い借入額にするには、
39,984円/100万円=120万円/借入額 となる、
120万円÷39,984円=30.01…倍の借入額とすればよいわけです。

39,984円/100万円=120万円/借入額
借入額=120万円×(100万円/39,984円)
   =30.0120048…→30,012,005円(円未満四捨五入)
従って、住宅ローンの借入額=3,000万円(10万円未満切捨て)となります。

よって、冒頭の式に当てはめると以下の通りです。
物件価格+物件価格×10%=自己資金500万円+贈与100万円+住宅ローン3,000万円
物件価格×(1+0.10)=600万円+3,000万円
物件価格=(600万円+3,000万円)/(1+0.10)=3,272.72…万円
→3,270万円(10万円未満切捨て)

以上により正解は、3,270(万円)

問1                問3

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