問46 2021年9月基礎
問46 問題文
下記は、2021年4月15日(木)に死亡したAさんの親族関係図である。この場合の相続税における遺産に係る基礎控除額として、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 4,200万円
2) 4,800万円
3) 5,400万円
4) 6,000万円
問46 解答・解説
相続税の基礎控除に関する問題です。
相続税の基礎控除=3,000万円+600万円×法定相続人の数ですが、配偶者は常に法定相続人となり、それ以外の親族は、子・直系尊属・兄弟姉妹の順に、先の順位者がいない場合に、法定相続人となります。
また、被相続人が死亡するよりも先に相続人が死亡した場合、その相続人の直系卑属が代襲相続人として、相続人に代わって相続します。
さらに、相続税法上、養子の場合は実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで法定相続人とすることができます。
また、孫Fは、二女の代襲相続人でもありますが、相続人としての資格が重複する場合、法定相続人の数は実数としてカウントします(重複カウントしない)。
よって、孫E・FがAの普通養子ですので、法定相続人は、長男B、長女C、二女の代襲相続人である孫F、養子1人分の計4人です。
よって、相続税の基礎控除:3,000万円+600万円×4人=5,400万円 です。
よって正解は、3
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