問18 2022年1月基礎
問18 問題文
ETF(上場投資信託)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) ETF(上場投資信託)は、上場株式と同様に、一般NISA勘定に受け入れることができる金融商品である。
2) インバース型ETFは、原指標の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指標に連動する運用成果を目指して運用される。
3) ETFには、特定のファクターに注目した指標に連動するものがあり、代表的なファクターとして、配当金・分配金利回りの高い銘柄を選定する「高利回り」、価格変動リスクを最小化する銘柄を選定する「最小分散」がある。
4) マーケットニュートラル指標に連動するETFは、株式市場の上昇による収益機会を増加させる効果が期待できるものの、株式市場が下落した場合は大きな損失を生じさせる可能性が高くなる。
問18 解答・解説
ETFに関する問題です。
1) は、適切。一般NISAは、国内外の上場株式・株式投信・ETF・REIT等が対象で、国債や公社債・公社債投資信託は対象外です。
2) は、適切。ETF(上場投資信託)には、日経平均やTOPIX等の「指標の日々の変動率×プラス倍数」として算出される指数に連動するレバレッジ型(株価が上がるときも下がるときも倍数の値動き)や、「指標の日々の変動率×マイナス倍数」として算出される指数に連動するインバース型(指標と逆向きに倍数の値動き)があります。
3) は、適切。ETFには、配当金・分配金利回りの高い銘柄を選定する「高利回り」や、価格変動リスクを最小化する銘柄を選定する「最小分散」等の特定のファクターに注目した指標に連動するものがあります。
4) は、不適切。マーケット・ニュートラル指標は、特定の原指標に連動するポートフォリオに、リスクヘッジするポジションを組み合わせる投資戦略の指標であり、割安な銘柄の買い建てと割高な銘柄の売り建てを同時に行うことで、市場の変動に影響を受けないように運用成果を目指す運用手法です。
よって正解は、4
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