問25 2022年1月基礎
問25 問題文
所得税の納税義務者と課税所得の範囲に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
(a) 非永住者以外の居住者は、日本国内および日本国外で生じたすべての所得に対して、日本国内において所得税が課される。
(b) 非永住者が日本国内の企業に勤務して得られる給与所得については、日本国内において所得税が課される。
(c) 非居住者が日本国内に有する不動産を他人に賃貸することで得られる不動産所得については、日本国内において所得税が課される。
1) 1つ
2) 2つ
3) 3つ
4) 0(なし)
問25 解答・解説
所得税の納税義務者に関する問題です。
(a) は、適切。居住者は、「非永住者」と「非永住者以外の居住者」(永住者)に分けられ、これらは課税所得の範囲が異なります。
非永住者の課税所得:国内・国外の源泉所得のうち、日本国内で支払われた、または国外から日本国内に送金されたもの。
永住者の課税所得 :国内払い・国外払いに関わらず、すべての所得。
(b) は、適切。非永住者の課税所得は、国内・国外の源泉所得のうち、日本国内で支払われた、または国外から日本国内に送金されたものですので、日本国内の企業に勤務した際の給与所得は日本国内の課税対象です。
(c) は、適切。所得税の納税義務者は、居住者(国内に引き続いて1年以上居所を有する個人、または国内に住所を有する個人)と、非居住者(居住者以外の個人)ですが、非居住者については、日本国内で得た国内源泉所得のみが課税対象とされます。
よって正解は、3
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