問9 2022年5月基礎
問9 問題文
生命保険契約者保護機構に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
(a) 生命保険契約者保護機構による補償の対象となる生命保険契約は、高予定利率契約を除き、保険会社破綻時の責任準備金等の80%まで補償される。
(b) かんぽ生命保険の生命保険契約は、生命保険契約者保護機構の補償の対象とならないが、別途、保険金等の支払に関する政府保証がある。
(c) 国内で事業を行う生命保険会社において加入した外貨建終身保険は、生命保険契約者保護機構の補償の対象とならない。
1) 1つ
2) 2つ
3) 3つ
4) 0(なし)
問9 解答・解説
保険契約者保護に関する問題です。
(a) は、不適切。生命保険会社が破綻した場合、補償対象となる生命保険契約は、生命保険契約者保護制度により、責任準備金の90%まで補償されます(高予定利率契約等を除く)。
※責任準備金:保険会社が将来の保険金や給付金を支払うために積み立てているお金。
このため、保険金や年金等の90%が補償されるわけではなく、変額個人年金保険の年金原資保証額等についても、その90%が補償されるわけではありません。
(b) は、不適切。旧日本郵政公社の簡易生命保険契約や民営化前のかんぽ生命保険の契約は、政府保証対象ですが、民営化後のかんぽ生命保険の契約は、生命保険契約者保護機構の補償対象となります。
(c) は、不適切。国内の生命保険会社で加入した外貨建て生命保険は、生命保険契約者保護制度による補償対象です。
よって正解は、4
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