問17 2022年5月基礎
問17 問題文
金投資に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 純金積立における保管方法が消費寄託の場合、顧客が購入した金の所有権は純金積立の運営会社に帰属することになるが、顧客はいつでも預けた金の返還を請求することができる。
2) 純金積立における金の購入や売却については、有価証券に類するものとして、消費税は課されない。
3) 給与所得者が金地金を売却したことによる所得は一時所得に該当し、一時所得の金額の計算上、収入金額から最大50万円の特別控除額を控除することができる。
4) 金ETF(上場投資信託)は、つみたてNISA勘定を通じて購入することができる。
問17 解答・解説
金投資に関する問題です。
1) は、適切。消費寄託は、投資した金地金を取扱業者が運用する仕組みで、顧客が購入した金の所有権は純金積立の運営会社に帰属しますが、顧客はいつでも預けた金の返還を請求可能です。
2) は、不適切。純金積立は、購入時に消費税が課税されますが、換金時に売却額に対する消費税額が還付されます。
よって、将来の換金時に現在よりも消費税が増税されていると、その差分だけ利益を得ることになります。
3) は、不適切。金地金や金貨を売却したときは、一般の個人の場合は譲渡所得として総合課税の対象ですが、譲渡益から最大50万円を特別控除として控除可能です。
4) は、不適切。つみたてNISAは、長期の積立・分散投資に適している等の一定の要件を満たす株式投信・ETFが対象ですが、金関連の投資信託やETFは、つみたてNISAの対象外です。
よって正解は、1
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