問54 2022年5月応用

問54 問題文と解答・解説

問54 問題文

Mさんは、Aさんに対して、一般NISA口座を通じてX社株式を購入した場合の留意点を説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を、解答用紙に記入しなさい。

I 「Aさんが、X社株式の中間配当を受け取るためには、権利付き最終日である2022年9月( 1 )日までにX社株式を購入する必要があります。また、Aさんが一般NISA口座においてX社株式を購入し、その配当金を一般NISA口座に受け入れる場合、一般NISA口座に受け入れた配当金を非課税とするためには、( 2 )方式を選択する必要があります」

II 「仮に、Aさんが2022年中に一般NISA口座において、株価1,200円のX社株式を500株購入し、同年中に株価1,300円で全株を売却した後の2022年中の非課税枠の残額は( 3 )万円となります。なお、2024年1月1日から、一般NISAは2階建ての新たな制度に組み替えられる予定です。新しい制度において、1階部分に相当する特定累積投資勘定における非課税枠は年間( 4 )万円とされ、2階部分に相当する特定非課税管理勘定における非課税枠は年間102万円とされています。また、一般NISA口座で保有している上場株式については、非課税期間終了後、新しいNISAの2階部分の非課税枠にロールオーバーすることができます」

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問54 解答・解説

一般NISA・新NISAに関する問題です。

I 株式を保有すると、配当金や株主優待を受ける権利がありますが、株式取引において約定日から実際の決済日までの期間は、約定日を含めて3営業日です(約定日から2営業日後に決済)ので、配当や株主優待の権利を得るためには、権利確定日の2営業日前(権利付き最終日)に約定している必要があります。
X社の権利確定日は9月30日(金)ですから、最終約定日は2営業日前の28日(水)です。

また、NISA口座内で株式の配当金を非課税で受け取るには、保有残高に応じた配当金を口座に入金してもらう、株式数比例配分方式を選択する必要があります(郵便振替や振込先の銀行口座の指定は不可)。

II 一般NISA口座の利用限度額(非課税枠)は一人年間120万円で、配当金や譲渡益は、最長5年間、非課税です。
NISA口座で株価1,200円の株式500株購入した場合、購入金額は
1,200円×500株=600,000円となります。
NISAの非課税枠120万円は、年間の投資金額(売却額や利益額ではない)ですので、同年中の非課税枠の残額は、
120万円−60万円=60万円 です。

なお、2024年1月からは、一般NISAは2階建ての新NISAとして、1階部分の非課税枠がつみたてNISA対象商品のみ年間20万円となり、1階部分を利用した上で投資可能となる2階部分の非課税枠は、上場株式・株式投信・ETFやREIT等を対象とする年間102万円となる予定です。
また、既に一般NISAで保有している上場株式等については、非課税期間終了後に。新NISAの2階部分にロールオーバー可能です。

以上により正解は、(1)28(日) (2)株式数比例配分(方式)
(3)60(万円) (4)20(万円)

第2問          問55

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