問2 2022年9月実技(資産設計)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

直樹さんが保有する国内公募追加型株式投資信託(年1回決算)の購入と分配金の受取り状況は下表のとおりである。現在の1万口当たりの個別元本はいくらか。なお、表に記載のない取引や条件等については一切考慮しないものとする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。


※2022年2月17日の購入と2022年7月14日の購入は同一の販売会社で行われたものである。

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問2 解答・解説

投資信託の収益分配金・個別元本に関する問題です。

まず、分配前の個別元本=11,250円 です。
さらに、分配後の基準価額=収益分配金支払前の基準価額−収益分配金 で表せます。

ここで、「分配後の基準価額>分配前の個別元本」の場合、「分配後の個別元本=分配前の個別元本」となり、収益分配金すべてが普通分配金となり課税対象です。
反対に「分配後の基準価額<分配前の個別元本」の場合、「分配後の個別元本=分配前の個別元本−元本払戻金(特別分配金)」となり、元本払戻金(特別分配金)は非課税です。
元本払戻金(特別分配金)=分配前の個別元本−分配後の基準価額

よって、分配後の基準価額=11,400円−500円=10,900円 となり、
分配後の基準価額10,900円<分配前の個別元本11,250円 となります。

ここで、普通分配金=分配前の基準価額−分配前の個別元本 ですので、
普通分配金=11,400円−11,250円=150円
元本払戻金(特別分配金)=収益分配金−普通分配金=500円−150円=350円

従って、2022年6月22日の分配金500円のうち、150円は普通分配金として利益が出たことになりますが、350円は元本払戻金(特別分配金)として個別元本11,250円から取り崩したこととなり、
2022年6月22日の分配後の個別元本=11,250円−350円=10,900円 となります。

ここまでで、分配後の個別元本10,900円/1万口の投資信託を50万口保有している状態ですが、さらに、2022年7月14日に基準価額11,071円/1万口で40万口追加購入しています。
2022年7月14日に追加購入した分は分配前のため、基準価額=個別元本です。
よって、保有済みの50万口と追加購入分の40万口を加重平均することで、現在の1万口当たりの個別元本を算出可能です。

(10,900円×50万口+11,071円×40万口)/90万口=10,976円


以上により正解は、10,976(円)

問1                問3

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