問17 2022年9月実技(資産設計)
問17 問題文
徹さんには、生年月日により65歳前の特別支給の老齢厚生年金は支給されず、65歳から老齢厚生年金と老齢基礎年金が支給される。65歳から支給される老齢年金については、2022年4月1日に繰上げ受給および繰下げ受給に関する改正が行われた。改正の概要を示した下記<資料>の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
<資料>
受給開始時期(繰上げ・繰下げ受給制度)の選択肢の拡大について
<改正前>
老齢年金の受給開始時期は、原則として、個人が60歳から*歳の間で自由に選ぶことができる。65歳より早く受給を開始した場合には(繰上げ受給)、年金額は減額となる。一方、65歳より後に受給を開始した場合には(繰下げ受給)、年金額は増額となる。
<改正後>
受給開始時期の上限を、*歳から( ア )に引き上げる。( ア )から受給を開始した場合には、年金額は最大( イ )増額となる。
※<改正後>の繰下げについては、2022年4月1日以降に*歳に到達する方が対象となる。
(参考)繰上げ・繰下げによる減額・増額率は請求時点(月単位)に応じて計算される。
・繰上げ減額率=<改正前> *% ×繰り上げた月数
<改正後>( ウ )×繰り上げた月数
・繰下げ増額率=0.7%×繰り下げた月数
※<改正後>の繰上げ減額率については、2022年4月1日以降に60歳に到達する方が対象となる。
※問題作成の都合上、一部を「*」としている。
(出所)厚生労働省「年金制度改正法の概要」に基づき作成
1.(ア)80歳 (イ)84% (ウ)0.5%
2.(ア)80歳 (イ)42% (ウ)0.4%
3.(ア)75歳 (イ)42% (ウ)0.5%
4.(ア)75歳 (イ)84% (ウ)0.4%
問17 解答・解説
年金の繰上げ・繰下げに関する問題です。
支給繰下げをした場合、年金は1カ月当たり0.7%増額されますが、2022年4月以降に65歳に達する人は、繰り下げる上限年齢が75歳となり、増額率は最大84.0%まで引き上げられています。
また、老齢年金を繰上げ受給する場合、2022年4月以降は一ヶ月につき0.4%減額され、減額された年金額で生涯支給されます(2022年3月までは0.5%減額)。
以上により正解は、4.(ア)75歳 (イ)84% (ウ)0.4%
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