問9 2022年9月基礎
問9 問題文
保険業法に定める保険契約の申込みの撤回等(クーリング・オフ制度)に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。なお、各選択肢において、申込者は個人であり、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
(a) 保険会社が指定する医師による診査が終了して生命保険契約を申し込んだ場合や健康診断書を提出して生命保険契約を申し込んだ場合、クーリング・オフ制度により当該生命保険契約の申込みの撤回等をすることができない。
(b) 既に加入している生命保険契約の特約の更新手続を行った場合、クーリング・オフ制度により当該生命保険契約の特約の更新手続の撤回等をすることができる。
(c) 保険期間5年の火災保険契約を申し込んだ場合、クーリング・オフ制度により当該火災保険契約の申込みの撤回等をすることができない。
1) 1つ
2) 2つ
3) 3つ
4) 0(なし)
問9 解答・解説
保険業法に関する問題です。
(a) は、不適切。契約のために保険会社指定の医師による診査を受けた場合には、自ら冷静に判断して契約締結したとみなされ、クーリング・オフの対象外となります。ただし、医師の診査ではなく健康診断書を提出して生命保険契約を申し込んだだけである場合は、クーリングオフの対象です。
(b) は、不適切。既存の契約に特約を中途付加した場合や、保険金額の増額といった契約内容の変更、更新などの場合は、クーリング・オフの対象外です。
(c) は、不適切。生命保険と同様に、損害保険も保険期間が1年を超える契約の場合には、クーリング・オフの対象です。
よって正解は、4
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