問24 2022年9月基礎
問24 問題文
金融サービスの提供に関する法律に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 金融サービス仲介業は、預金等媒介業務、保険媒介業務、有価証券等仲介業務または貸金業貸付媒介業務のいずれかを業として行うこととされている。
2) 金融サービス仲介業者は、主たる事務所につき1,000万円、従たる事務所1カ所につき500万円を保証金として最寄りの供託所に供託しなければならない。
3) 金融サービス仲介業者は、顧客から求められたときは、金融サービス仲介業務に関して受ける手数料、報酬その他の対価の額を明らかにしなければならない。
4) 金融サービス仲介業者は、顧客の保護に欠けるおそれが少ない一定の場合を除き、その行う金融サービス仲介業に関して、顧客から金銭その他の財産の預託を受けることが禁止されている。
問24 解答・解説
金融商品販売法に関する問題です。
1) は、適切。金融商品販売法の改正により、それまで金融商品の仲介に際して個別登録と所属制が敷かれていた銀行・保険・証券の3分野では、2021年11月より所属制が廃止され、一回の登録ですべての分野の仲介が可能となっているため、金融サービス仲介業者は預金・貸金業貸付・保険・有価証券のいずれかの仲介・媒介業務を取り扱うこととされています。
2) は、不適切。所属制の廃止による利用者保護の低下を防ぐため、金融サービス仲介業者は、事業開始日から最初の事業年度の終了日後3ヶ月経過する日までは1,000万円、各事業年度の開始日以後3ヶ月を経過した日から事業年度終了日後3ヶ月を経過する日までは1,000万円+前事業年度の年間受領手数料の5%を、保証金として供託することが必要です。
3) は、適切。金融サービス仲介業者は、顧客からの求めに応じて、金融サービス仲介業務で受け取る手数料や報酬等を開示することが必要です。
4) は、適切。金融サービス仲介業者による仲介行為は「媒介」に限定されていることから、金融サービス仲介業者は、顧客保護に欠ける恐れが少ない一定の場合を除き、原則として顧客から金銭やその他の財産を預かることは禁止されています。
よって正解は、2
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