問14 2023年9月基礎
問14 問題文
地震保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 地震保険では、72時間以内に生じた2以上の地震等は、被災地域がまったく重複しない場合を除き、一括して1回の地震等とみなされる。
2) 地震保険は、火災保険に原則自動付帯となっているが、契約者が地震保険を付帯しないことの意思表示をした場合は、付帯しないことができる。
3) 地震保険では、1回の地震等により支払われる保険金の額にかかわらず、支払われる保険金の総額の2分の1を民間(各損害保険会社および日本地震再保険株式会社)が負担し、残りの2分の1を政府が負担する。
4) 地震を原因とする地盤液状化により、地震保険の対象である木造建物が傾斜した場合、傾斜の角度または沈下の深さにより一定の損害が認定されれば、保険金が支払われる。
問14 解答・解説
地震保険に関する問題です。
1) は、適切。地震保険では、72時間以内に発生した2つ以上の地震は、1回の地震とみなされます(被災地域がまったく重複しない場合を除く)。
2) は、適切。地震保険は、単独では加入できず、火災保険等に付帯して加入する必要がありますが、付帯を希望しない場合には、申込書の地震保険確認欄に署名・捺印する必要があります(希望する場合は不要)。
3) は、不適切。地震保険は、民間の損害保険会社と政府とが保険責任を分担する(政府が再保険で引き受け)など公共性の強い保険であり、1回の地震等により支払われる保険金額が1,259億円に達するまでは民間負担、1,259億円超えて2,661億円に達するまでは民間と政府で2分の1ずつ負担、2,661億円を超える部分については大半を政府が負担(約99.8%)という、超過損害額再保険方式を採用しています。
4) は、適切。地震保険は、地震、噴火、地震・噴火による津波による損害が補償対象ですが、地震による地盤の液状化で住宅が傾いた場合も、補償対象です。
よって正解は、3
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