問41 2023年9月基礎
問41 問題文
下記の〈条件〉に基づく不動産投資におけるDSCRとして、次のうち最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮せず、計算結果は小数点以下第3位を四捨五入すること。
〈条件〉
投資物件 :賃貸マンション(RC造5階建て、築5年)
投資額 :4億円(資金調達:自己資金1億円、借入金額3億円)
賃貸収入 :年間2,500万円
運営費用 :年間800万円(借入金の支払利息は含まれていない)
借入金返済額:年間1,440万円(元利均等返済・金利1.5%、返済期間25年)
1) 0.85
2) 1.12
3) 1.18
4) 1.74
問41 解答・解説
不動産の投資判断手法に関する問題です。
DSCRは借入金返済の安全度(債務返済能力)を測る尺度として用いられ、X倍で示されます。
DSCR(借入金償還余裕率)=元利金返済前キャッシュフロー÷元利金返済額
従って、DSCRの比率が高いほど、元利金支払能力が高く、安全性が高いといえます(高いほど望ましい)。
本問の場合、元利金返済前キャッシュフロー=賃貸収入−運営費用ですので、DSCRの計算式は以下の通りです。
DSCR=(2,500万円−800万円)÷1,440万円
=1.180… →1.18倍(小数点以下第3位四捨五入)
よって正解は、3
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