問48 2023年9月基礎

問48 問題文と解答・解説

問48 問題文

非上場会社であるX株式会社(以下、「X社」という)の同族関係者であるA〜Fの所有株式数等は、下記のとおりである。D、E、Fがそれぞれ中心的な同族株主に該当するか否かの判定に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、発行済株式総数は100株であり、X社株式はすべて議決権を有する普通株式である。



1) D、E、Fは、いずれも中心的な同族株主に該当する。

2) DおよびEは中心的な同族株主に該当し、Fは中心的な同族株主に該当しない。

3) EおよびFは中心的な同族株主に該当し、Dは中心的な同族株主に該当しない。

4) DおよびFは中心的な同族株主に該当し、Eは中心的な同族株主に該当しない。

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問48 解答・解説

中心的な同族株主に関する問題です。

「中心的な同族株主」とは、同族株主のうち1人並びにその株主の配偶者、直系血族、兄弟姉妹及び一親等の姻族(特殊関係会社含む)が所有する株式の合計が、その会社の発行済株式総数の25%以上の場合の、株主です。
中心的な同族株主かどうかを判断する場合、「判断する人から見て中心的な同族株主の範囲がどこまでか」がポイントで、この問題では、それぞれDさん、Eさん、Fさんから範囲を確認し、範囲内の人の所有株式数を合計して判断します。

まずDさんから見た中心的同族株主の範囲は、Dさん自身と、兄のAさん、父のCさん、息子のEさんです。
それぞれが所有する株式数は15株、30株、15株、5株で合計65株で、発行済株式総数100株の65%です。よってDさんは中心的な同族株主となります。

次にEさんから見た中心的同族株主の範囲は、Eさん自身と、父のDさん、祖父のCさんです。
それぞれが所有する株式数は5株、15株、15株で合計25株で、発行済株式総数100株の25%です。よってEさんは中心的な同族株主となります。

最後にFさんから見た中心的同族株主の範囲は、Fさん自身と、弟Cさんです。
それぞれが所有する株式数は5株、15株で合計20株で、発行済株式総数100株の20%です。よって25%に届きませんので、Fさんは中心的な同族株主となりません。

よって正解は、2

問47      問49

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