問14 2024年5月基礎

問14 問題文と解答・解説

問14 問題文

労働災害総合保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) 労働災害総合保険は、法定外補償保険と使用者賠償責任保険で構成されているが、いずれか一方だけを契約することもできる。

2) 労働災害総合保険のうち、法定外補償保険は、被用者が業務の遂行上の事故で被った身体上の損害について労働者災害補償保険(政府労災保険)の保険給付が行われない場合に、事業主が被用者に補償を行うことによって被る損害を補償する保険である。

3) 労働災害総合保険のうち、使用者賠償責任保険は、被用者が業務の遂行上の事故で被った身体上の損害について、事業主が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償する保険であり、労働者災害補償保険(政府労災保険)の保険給付が行われる場合、支払われる保険金は当該保険給付の額を差し引いて算出される。

4) 労働災害総合保険の補償の対象となる被用者は、原則として労働者災害補償保険(政府労災保険)等の保険給付を受けることができる全被用者であり、アルバイトやパートタイマー等も含まれる。

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問14 解答・解説

労働災害総合保険に関する問題です。

1) は、適切。労働災害総合保険は、労働者災害補償保険(いわゆる労災)の上乗せ補償を目的とした『法定外補償保険』と、民事上の損害賠償責任を負った場合を対象とする『使用者賠償責任保険』の2つから構成されており、両方加入することも、どちらか一方のみに加入することも可能です。

2) は、不適切。労働災害総合保険における法定外補償保険とは、労働者災害補償保険(いわゆる労災)の上乗せ補償を目的としたものですので、労災認定により労災給付された場合に保険金が支払われます。

3) は、適切。労働災害総合保険における使用者賠償責任保険は、被災した従業員やその遺族からの損害賠償請求により、民事上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償するものですが、政府労災の補償だけでは不足する超過部分をカバーする保険です。

4) は、適切。労働災害総合保険は、労働災害が起きたとき、企業が従業員に支払う補償金・賠償金を補償するもので、正社員等の常用雇用労働者だけでなく、パートやアルバイト等の有期契約労働者や短時間労働者も補償対象とすることが可能です(事業主の判断で除外することも可能)。

よって正解は、2

問13      問15

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