問16 2010年1月基礎
問16 問題文
景気動向指数のうちC
I(コンポジット・インデックス)に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1)
採用系列の変化の「方向」ではなく,変化の「率」を合成することによって,景気変動の大きさや量感を測定することを目的としている。
2) C
Iには,景気に対して先行して動く先行指数,ほぼ一致して動く一致指数,遅れて動く遅行指数の3つの指数がある。
3) 現行のC Iの採用系列はD
I(ディフュージョン・インデックス)と共通で,29系列となっている。
4)
C
Iが3カ月連続して上昇した場合には景気の山,逆に3カ月以上連続して低下した場合には景気の谷,とそれぞれ定義されている。
問16 解答・解説
景気動向指数のCIに関する問題です。
同じく景気動向指数のDI(ディフュージョン・インデックス)との違いをしっかり覚えておきましょう。
1)は、適切。CIは複数の経済指標の前月と比べた変化率を合成して作成され、景気変動の大きさや量感を測定します。
2)は、適切。先行指数、一致指数、遅行指数があり、これはDIも同じです。
3)は、適切。CIとDIの採用系列は共通で29系列です。
4)
の、CIによる景気の山・谷判断は、単に連続上昇・低下で判断するのではなく、3ヶ月と7ヶ月の後方移動平均で判断します。よって不適切。
4)の、「3ヶ月連続で景気の山・谷を判断」が適正としてしまうと、3ヶ月を超えて連続して上昇・低下した場合はどうなっちゃうのよ?という素朴な疑問が浮かびますので、ここに気づけば正解にたどり着けそうです。
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