問18 2010年1月基礎
問18 問題文
下表のとおり3回に分けて公募追加型株式投資信託を購入した場合において,第3回目の購入後に収益分配金が支払われた後の個別元本として,最も適切なものは次のうちどれか。なお,収益分配金は,第3回目の購入後,初めて支払われたものとする。
第1回目購入:購入口数200口、基準価額7,500円
第2回目購入:購入口数100口、基準価額8,500円
第3回目購入:購入口数100口、基準価額9,500円
収益分配金 :1,000円
(補注)収益分配金支払前の基準価額は,第3回目購入の基準価額と同じ9,500円とする。
1)
7,250円
2) 8,250円
3) 8,500円
4)
9,500円
問18 解答・解説
公募追加型株式投資信託に関する問題です。
基準価額、個別元本、収益分配金の関係は覚えておきたいところですね。
まず第1回目の購入金額は、基準価額7,500円を200口なので、7,500×200=1,500,000円。
次に第2回目の購入金額は、8,500×100=850,000円
第3回目の購入金額は、9,500×100=950,000円
よって、3回の購入で合計3,300,000円=1,500,000+850,000+950,000 を400口持っていることになります。
よって、分配前の個別元本は、3,300,000÷400=8,250円。
ここで、「分配後の基準価額>分配前の個別元本」の場合、「分配後の個別元本=分配前の個別元本」となります。
反対に「分配後の基準価額<分配前の個別元本」の場合、「分配後の個別元本=分配前の個別元本−特別分配金(非課税)」となります。
※特別分配金=分配前の個別元本−分配後の基準価額
問題文の数字を当てはめると、
分配後の基準価額=収益分配金支払前の基準価額−収益分配金
=9,500円−1,000円=8,500円 > 8,250円(分配前の個別元本)
よって、分配後の基準価額>分配前の個別元本のため、分配後の個別元本は8,250円。
よって、正解は2)。
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