問36 2010年1月基礎
問36 問題文
宅地建物取引業法で定める土地・建物に係る媒介契約に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1)
専任媒介契約は有効期間の上限が3カ月であるため,これより長い期間を定めた場合は,当該契約は無効となる。
2)
専任媒介契約を締結したときは,宅地建物取引業者は,契約の相手方を探索するため,専任媒介契約の締結の日から7日以内に指定流通機構に物件情報の登録をしなければならない。
3)
専属専任媒介契約を締結したときは,宅地建物取引業者は,依頼者に対し2週間に1回以上,当該専属専任媒介契約に係る業務の処理状況を報告しなければならない。
4)
宅地建物取引業者は,売買または交換の媒介契約を締結する際には,媒介契約を締結する前に,物件の表示,媒介契約の有効期間等の所定の事項を記載した書面を作成し,記名押印のうえ,依頼者に交付しなければならない。
問36 解答・解説
土地・建物に係る媒介契約に関する問題です。
1)
は、不適切。専任媒介契約の上限は3ヶ月で、これより長い期間を定めた契約は無効にならず、有効期間は3ヶ月とみなされます。
2)
は、適切。専任媒介契約を締結したら、7日以内に指定流通機構(レインズ)に登録しなければなりません。
3)
は、不適切。専属専任媒介契約を締結したときは、1週間に1回以上、業務の処理状況を報告しなければなりません。
4)
は、不適切。「媒介契約を締結する前」ではなく、「契約締結のした場合、遅滞無く」交付する必要があります。契約は口頭だけでも成立しますから、口約束したら速やかに記名押印した書面を交付せよ、ということですね。
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