問14 2020年1月基礎
問14 問題文
各種傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。
1) 普通傷害保険では、被保険者が自転車による通勤中において、自動車と接触して被った傷害について、保険金支払の対象となる。
2) 就業中のみの危険補償特約を付帯した普通傷害保険では、被保険者が職務に従事している間に被った傷害について、労災認定された場合に限り、保険金支払の対象となる。
3) 国内旅行傷害保険では、旅行行程中に被保険者がかかったウイルス性食中毒について、保険金支払の対象となる。
4) 海外旅行傷害保険では、旅行行程中に発生した地震によって被保険者が被った傷害について、保険金支払の対象となる。
問14 解答・解説
各種保険の一般的な特徴に関する問題です。
1) は、適切。普通傷害保険は、国内外を問わず、旅行中を含めた日常生活での怪我などを補償する保険ですが、急激かつ偶然な外来の事故による傷害が補償対象です。
このため、自転車通勤中の自動車との接触で生じたケガも、急激・偶然な外来の事故として補償対象です。
2) は、不適切。就業中のみの危険補償特約を付帯した普通傷害保険では、被保険者が職務に従事している間に、急激かつ偶然な外来の事故による傷害を被った場合に保険金支払の対象となります。就業中のみの傷害に限定しているため保険料負担は軽く、労災認定を受ける必要はないためスピーディな保険金受取が可能です。
3) は、適切。国内旅行傷害保険は、国内旅行中の怪我のほか、細菌性食中毒やウイルス性食中毒も補償対象です。
4) は、適切。海外旅行傷害保険では、国外での地震・噴火・津波による傷害と、細菌性食中毒も特約なしで補償されます。
よって正解は、2
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