問45 2020年1月基礎
問45 問題文
下記の〈条件〉に基づき、子Bさんが、家庭裁判所の判断を経ることなく、遺産分割前に単独で払戻しを請求することができる預貯金債権の上限額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。
〈条件〉
(1) 被相続人の親族関係図
(2) 被相続人の相続開始時の預貯金債権の額
X銀行 : 普通預金600万円、定期預金1,500万円
Y銀行 : 定期預金720万円
※定期預金はいずれも満期が到来しているものとする。
1) 150万円
2) 210万円
3) 235万円
4) 300万円
問45 解答・解説
相続法に関する問題です。
被相続人の預貯金は、遺産分割の対象ですが、相続する「各口座ごとの預貯金額の3分の1×法定相続分」までは、他の共同相続人の同意無しで遺産分割前に引き出し可能(金融機関ごとに上限150万円)です(遺産分割前の払戻し制度)。
本問の場合、法定相続人は妻Aさん、子Bさん、子Cさんの3人で、子Bさんの法定相続分は1/2×1/2=1/4です。
よって、各銀行口座から引き出せる金額は以下の通りです。
X銀行:(600万円+1,500万円)×1/3×1/4=175万円>150万円 →150万円
Y銀行:720万円×1/3×1/4=60万円
合計金額:150万円+60万円=210万円
よって正解は、2
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】