問16　2012年9月基礎

労働力調査等に関する次の記述のうち，最も適切なものはどれか。

1) 完全失業率とは，厚生労働省が「労働力調査」で公表する労働力人口に占める完全失業者の割合である。

2) 求人倍率は，職業安定業務統計により毎週集計・公表されている。

3) 労働力人口とは，15歳以上の人口のうち就業者と完全失業者を合わせた人口である。

4) 完全失業者とは，就業可能でありながら就業の意思のない者をいう。

雇用に関する経済指標に関する問題です。

1) は、不適切。「完全失業率」は、総務省統計局が労働力調査で公表する、労働力人口（15歳以上の従業者・休業者・完全失業者の合計）に占める完全失業者の割合（求職活動中の者等）です。

2) は、不適切。求人倍率は、厚生労働省が職業安定業務統計により毎月集計・公表しています。
※職業安定業務統計：公共職業安定所で扱う求人、求職、及び就職の状況（新卒は除く。）

3) は、適切。労働力人口とは、15歳以上の従業者・休業者・完全失業者の合計です。

4) は、不適切。完全失業者とは、働く能力と意志があり、しかも本人がハローワークに通うなど実際に求職活動をしている失業者のことです。

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