問24 2013年1月基礎
問24 問題文
わが国の預金保険制度に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 銀行法上の銀行における無利息,要求払いの決済用預金は,金額にかかわらず,預金保険制度による保護の対象とされる。
2) 銀行法上の銀行における外貨預金は,金額にかかわらず,預金保険制度による保護の対象とされない。
3) 銀行法上の外国銀行支店(外国銀行の在日支店)の預金は,金額・種類にかかわらず, 預金保険制度による保護の対象とされない。
4) ゆうちょ銀行の貯金は,金額・種類にかかわらず,預金保険制度による保護の対象とされない。
問24 解答・解説
預金保険に関する問題です。
1) は、適切。国内銀行の決済用預金は、全額、預金保険制度の保護の対象です。
なお、決済用預金の3条件として、無利息・要求払い・決済サービスの提供、があります。
2) は、適切。国内銀行に預け入れた外貨預金は、その金額の多寡にかかわらず、預金保険制度の保護の対象となりません。
従って、預け先の銀行が破綻すると、預金が全額は戻ってこない可能性があります。
3) は、適切。国内金融機関の海外支店、政府系金融機関、外国銀行の在日支店は預金保険制度の対象外です。
4) は、不適切。ゆうちょ銀行の貯金は、振替口座(振替貯金)は全額、それ以外の貯金は合算して元本1,000万円までとその利息に限り、預金保険制度の保護の対象です。
ゆうちょ銀行の振替口座(振替貯金)とは、決済用預金のことです。
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