問21 2013年1月基礎
問21 問題文
デリバティブ(金融派生商品)に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 日本では,オプション取引はすべて店頭取引で行われる。
2) 日本では,一般に,先物取引は取引所取引で行われる。
3) キャップやフロアは,金利を対象とするオプションである。
4) 金利スワップは,同一通貨間の異なる種類の金利を交換する取引であり,LIBORやTIBOR といった変動金利と固定金利とを交換する取引が多い。
問21 解答・解説
デリバティブ取引に関する問題です。
1) は、不適切。日本では、オプション取引は相対(店頭)取引・取引所取引のいずれにも利用されます。
2) は、適切。先物取引は取引所取引で行われ、商品を受渡しせずに差金決済します。
これに対し、先渡取引は相対(店頭)取引で行われ、実際に商品(資産)を受渡して現物決済します。
先物取引も先渡取引も、未来の売買についてある価格での取引を保証するのは同じですが、上記のように取引方法と決済方法が異なります。
3) は、適切。キャップやフロアは、金利を対象とするオプションで、金利キャップは設定金利で資金調達できる権利、金利フロアは設定金利で資金運用できる権利です。
4) は、適切。金利スワップは、同一通貨間の異なる種類の金利を交換する取引で、金利変動リスクに対するヘッジとして、LIBORやTIBOR といった変動金利と固定金利とを交換する取引が多く利用されます。
LIBORはロンドン市場で、TIBORは東京市場での金融機関同士の貸し出し金利のことです。
関連・類似の過去問
【関連・類似問題で学習効果UP!】
- 問22 2012年9月基礎【1級FP過去問解説】
- 問22 2010年1月基礎
- 問9 2011年1月基礎【1級FP過去問解説】
generated by 関連エントリーリストジェネレータ
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】